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7月の誕生花「ユリ」をご紹介します。

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■ユリ科ユリ属
学名/Lilium
和名/百合(ゆり)
原産地/北半球の亜熱帯〜亜寒帯
概要
ユリの種類
日本はユリの宝庫といわれ、約15種類が自生しています。日本の原種のユリが19世紀にヨーロッパに渡り、さまざまな新しい品種が生み出されるもとになりました。
ユリは大きく3つの種類に分けることができます。1つは「オリエンタル系」と呼ばれるもので、ササユリ、ヤマユリなどの日本原産のユリ同士からつくられたもの。豪華なカサブランカに代表されるように、花が華やかで大きく、香りもあります。2つ目は、「アジアテック系」で、スカシユリなど主にアジア原産のユリからつくられたものです。この系統は花が小さめで香りがほとんどありません。3つ目は、「テッポウユリ系」で、テッポウユリと台湾のタカサゴユリの交配種です。
生活とお花
家庭で長持ちさせるために
花を早く咲かせたい時は、切り口を新しくしてぬるま湯につけます。反対に花を咲かせたくないときには、新しい切り口を冷水につけます。花粉は服を汚しますので、早めに取っておいた方がよいでしょう。
 
歴史
縄文人も食べていたユリ根
日本の山には、オトメユリやササユリ、ヒメユリ、オニユリなどの自生地が全国各地にみられます。古来からユリは観賞用というより、むしろ食用として重宝されてきたようです。食べられるのは球根で、俗にいう「ユリ根」です。福井県三方町の鳥浜貝塚からは、縄文時代前期の土器の内部からユリ球根が発見されています。
戦国時代にはヤマユリやオニユリを植え、非常食用に備えたととも言われています。また、太平洋戦争のときにも代用食になりました。
ギリシャ神話とユリ
西欧でもユリは古い歴史をもちます。ギリシャ神話では、ユリは神々の長であるゼウスの妻ヘラの乳から生まれた聖花であるとされています。ゼウスはヘラの目を盗んで、若い娘に自分の子どもを生ませました。この赤ん坊がのちの英雄ヘラクレスです。ヘラの乳を飲んだ子どもは永遠の命をさずかるため、ゼウスは寝ているヘラの横に子どもを添い寝させたのでした。ところが、この子どもが猛烈な勢いで乳を吸ったためにヘラは飛び起きて、乳は四方に飛び散ります。空に飛び散った乳が天の川になり、地上に落ちた乳が白いユリの花になりました。
ユリは聖母マリアの純潔の象徴
キリスト教では、白ユリは、聖母マリアの純潔の象徴です。天使ガブリエルも白ユリをもって聖母マリアの前に現れ、キリスト受胎を告げています。純白のマドンナ・リリーは、キリスト教の儀式に欠かせない花でした。
明治のはじめに欧米に紹介されたテッポウユリは、たちまち人気が出て、マドンナ・リリーと入れ替わり、復活祭の花として定着しました。
■資料参照インターネット花キューピット