 |
■リンドウ科エウストマ属
学名/Eustoma grandifloum
別名/ユーストマ、リシアンサス
原産地/北アメリカ、西インド諸島 |
| ■概要 |
名前の由来(トルコキキョウとキキョウは他人です)
正確な名前の由来は不明です。キキョウとは何の関係もなく、またトルコ原産というわけでもありません。実はリンドウの仲間で、原産地は北アメリカです。それが何故トルコキキョウという名前が付いたかというと、つぼみの形が
イスラム教の協会「モスク」に似ているからという説と、トルコ人が頭に巻いているターバンに似ているからだという説の2つがあります。いずれにしても
渡来した頃、キキョウに似た紫色の花色から、その名が付いたようです。
トルコキキョウは日本で改良された花
トルコキキョウの品種は、現在約200品種あるといわれますが、その品種改良は、世界的に見ても日本の独占市場です。最近は、アメリカやヨーロッパでも切花や鉢物として生産されていますが、そのほとんどが日本で育種された品
種です。 トルコキキョウの種は、ごくごく小さい粉末状で、生育まで60日から100日くらいかかります。大変手間のかかる育種だからこそ、努力家の多い日本人の独壇場になったのかもしれません。
あずまシリーズ、キングシリーズなど、毎年多くの品種がさまざまな種苗メーカーから発売されていますが、主産地では育種も盛んで、それぞれオリジナルの品種をもっています。これからも品種改良の発展が期待されます。
トルコキキョウは、一本が枝分かれして、たくさん花がついているのが特徴です。 白、ピンク、青紫などの花色で、一重咲き、八重咲き、半八重咲きと、たくさんの品種があります。
八重咲きはフリルが美しくゴージャスで、一重の花はシンプルで可憐な表情を見せてくれます。また、トルコキキョウは一番花から二番花、三番花と、徐々に花色が薄れていく特徴をもっており、花もちもよく、時間の経過とともに花の変化を楽しむことができます。
|
| ■生活とお花 |
家庭で長持ちさせるために
家庭に持ち帰ったら、水の中で茎を斜めに2〜3cmくらい切りましょう。水切り法といって、最もポピュラーな水揚げの方法ですが、トルコキキョウは、とっても花もちがよいので、それだけで充分です。植物を空気中で切ると、切り口に空気の層ができて、水を吸い上げにくくなります。また、鮮度保持剤も効果
的ですので、花を購入するときに、一緒に求めて使うのもよいでしょう。 |
| ■歴史 |
| トルコキキョウは日本には昭和10年頃に輸入された、比較的新しい花です。 昭和40年代頃までは紫の大きな花が、初夏から秋にかけて出荷されていました。その後、白やピンク、黄、オレンジ、薄緑、覆輪(ふちどりのあるもの)など花色が増え、八重咲きや半八重咲きなど新しい品種も次々登場し、花もちがよいこともあって、日本の夏を代表する花へと成長してきました。
今では、一年中花屋さんの店頭におかれ、花屋さんの世界では、バラやキク、カーネーションなどと肩を並べる花になりそうな勢いです。
トルコギキョウは沖縄を除く全国で生産されています。トップ長野県で、全国の出荷量の約35%を占め、以下、熊本、北海道、福岡、大分と続きます。 |
|