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12月の誕生花「ラン」をご紹介します。

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■ラン科デンドロビウム
学名/Dendrobium cvs.
原産地/オーストラリア、
ニューギニア
概要
東洋ランと西洋ラン、その仲間は多彩
ランは、ラン科に属する植物の総称で、その仲間は約700属2万種以上にものぼります。東洋ランは、古くから日本や中国で栽培されてきたランで、西洋ランは欧米から日本に入ってきたものをいいます。ランは切り花よりもむしろギフト用などに鉢物として利用されることが多いようですが、最近はアレンジやブーケに切り花が用いられる機会も増えています。ランの仲間を入れると花束がとても豪華になりますね。
代表的な洋ラン
ファレノプシス
分類/ラン科コチョウラン属 学名/Phalaenopsis cvs. 
原産地/東南アジア、インド北部 花ことば/機敏な人、幸運が飛んでくる
和名の胡蝶蘭といった方が有名です。花の形が蝶に似ているところから名付けられました。花の形が優雅で高貴なイメージがありますので、ブーケやディスプレイなどにもよく使われます。『幸運が飛んでくる』という花ことばを持ちます。蝶が幸運を運んで来るのでしょう。白い花のイメージが強いのですが、桃色系、黄色系などの種類もあります。
デンファレ
分類/ラン科デンドロビウム 学名/Dendrobium cvs. 
原産地/オーストラリア、ニューギニア 花ことば/有能
デンドロビウムの1グループで主にファレノプシスをかけ合わせて作られた花です。 タイやシンガポールなどからの大量に輸入されるようになって、手頃な価格で楽しめるようになりました。見るからにトロピカルな雰囲気の花で、花瓶に一本挿してあるだけで、華やかさが演出できます。
シンビジウム
分類/ラン科シュンラン属 学名/Cymbidium cvs. 
原産地/東アジア、東南アジア、オーストラリア 花ことば/飾らない心
つぼみの形が舟に似ていることで、ギリシャ語の「舟」(キムベ)と「形」(エイドス)という言葉が合成されて名づけられました。淡い色合いが多く、洋ランの中では最も流通 量の多い花です。1年間に数百種の新しい品種が生み出されています。東洋ランのシュンランやカンランなどもこの仲間に入ります。
カトレア
分類/ラン科カトレア属 学名/Cattleya cvs. 
原産地/アメリカ 花ことば/魅了、優雅な貴婦人、魔力
カトレアはその美しさ、豪華さから、『ランの女王』と呼ばれています。1818年にアマゾンの奥地で発見されました。カトレアという名前は、イギリスの植物収集家で、はじめてこの花の開花に成功したウィリアム・カトレイの名を記念して名づけられました。一部の品種を除くと香りが豊かな花で、1輪だけでも大変豪華ですので、ブーケやコサージュにもよく利用されます。
オンシジウム
学名/Oncidium cvs. 分類/ラン科オンシジウム属 
原産地/熱帯・亜熱帯アメリカ 花ことば/気だての良さ、清楚
褐色の斑点の入った黄色い花をたくさんつけます。和名は『群れ雀』。鳥が群をなして羽ばたいている様子をたとえて名付けられました。英名は『ダンシング・レディー・オーキッド』。女性がスカートを広げて踊っている姿を例えたもので、こんなところにも東洋と西洋の感性の違いが出ていますね。オンシジウムはギリシャ語で「コブ」。よくみると唇弁の一部にコブのような盛り上がりがあります。
デンドロビウム
分類/ラン科デンドロウム属 学名/Dendrobium cvs. 
原産地/東南アジア 花ことば/天性の毒をもつ
ラン科の中でも最も数の多い属で、2000種類以上あるといわれています。デンドロビウムは木に着生することから、ギリシャ語の「樹木」と「生命」に由来します。花色がカラフルで、たくさんの花をつけトロピカルムード満点の花です。
生活とお花

気品あるランにふさわしい飾り方を心がけて
種類がたくさんあるランですが、切り花として手に入りやすいのはデンファレと オンシジウム、そしてカトレア。それぞれの花の持っている特長に合わせた飾り 方のポイントをご紹介しましょう。
デンファレ
紫がかったピンクの花色は、呼吸器系の機能を高めるとか。そしてすっと細い茎 に高貴な美しい花を咲かせる姿は、心を落ち着かせ、ストレスを癒してくれま す。また東洋医学ではデンファレのかすかな芳香は、心因性のぜんそくに効果 が あるとされています。花粉や香りが少ないので、気管支の弱い人にも安心です。    
シダやグラス類といったグリーンを添えて、クリスタル製やシルバーの一輪挿し に飾ってもいいのですが、よりデンファレのもつ「気」の力を取り入れたいとい う方は何本も合わせてアレンジしましょう。あくまでデンファレが主役なので、 グリーンかかすみ草を合わせる程度がよいでしょう。
カトレア
洋ランの女王と呼ばれるのにふさわしい、華やかで気品あふれる花。見る者の気 分をも明るく、華やかしてくれる「陽」のパワーにあふれています。また疲れを 癒し、幸福感や満足感を高めてくれる効果もあるとか。パーティーなど、華やか で少し緊張をする場には、どちらの点からもピッタリの花といえます。       
大きな存在感があるので、カトレアのみを1輪飾るだけで十分に辺りを明るく照 らしてくれます。モダンな花瓶やコップ、ティーカップにさりげなく飾るのが素 敵、とはいえ生ける花瓶なども品格のあるものでないと、花を生かし切れないと いうこともお忘れなく。お祝いの席に飾ったり、コサージュにもぴったりです。

オンシジウム
少しオレンジが加わった黄色の花色は、体をあたため新陳代謝を促す効果 がある とか。胃腸を整え、整腸作用も期待できます。生命力のあふれる花なので、側に 飾ると、人間にもいきいきと元気を与えてくれます。ただしエチレンガスには弱 いので、側にりんごやめろんなどは置かないようにしましょう。
リラックスしたい場所にぴったりの花。そして整腸作用もあることから、トイレ に飾ってはいかがでしょう。1本でもたくさんの花が咲いているので、数本を生 ければボリュウム感も生まれます。1つ1つの花は小さいので、あまり他のもの と組み合わせずにシンプルに。安定感のあるシンプル花瓶に生けるのがお似合いです。

■歴史
妖しい魅力のランを求めてランハンターも出現
ヨーロッパにはもともと小型で地面に生える地生ランといわれるものしかありませんでした。18世紀に亜熱帯地方の木の上などに生える着生ランの仲間が紹介され、19世紀になると、その美しさと妖しい魅力のため一大ブームが巻き起こります。ランハンターと呼ばれる植物採集家たちが、熱帯の地の珍しいランを求めて繰り出し、発見されたランをもとに新しい園芸品種が次々と生まれました。 ギリシャ神話にもランは登場します。サテュロスの息子オルキスは、女官を襲った罰として八つ裂きになりますが、その亡骸はランとなって地上に残ります。そのためランの塊根は精力増進の効果 があるといわれていました。また、ランの学名は、ランがもつ2つの塊根が睾丸に似てることから、ギリシア語の睾丸(orchis)が語源になっています。
中国では四君子の一つ
中国では古来から、ランを高貴な美しい花として讃え、四君子(蘭、梅、菊、竹)の一つに数えていました。日本では、鎌倉もしくは室町時代にランが園芸用に栽培されるようになったといわれています。江戸時代には東洋ランの栽培が流行し、ランに関する書物もたくさん出されるようになりました。

 

■資料参照インターネット花キューピット